カジノゲームの代表格である「ブラックジャック」について、以下のようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
- 「カジノで遊ぶブラックジャックのルールがよく分からない」
- 「ブラックジャックの戦略やアクションを知りたい」
ブラックジャックは、シンプルなルールながら奥が深く、戦略を用いることで有利に進められるカジノゲームとして知られています。
本記事では、基本ルールからゲームの進め方、さらには勝率を上げるためのコツまで、初心者でも分かりやすく解説していきます。
最後まで読む事でば、ブラックジャックの面白さを理解し、実際のカジノでも自信を持ってプレイできるようになるでしょう。
- ブラックジャックルールと勝敗の決まり方
- ブラックジャックで使えるアクション
- ブラックジャックで勝てる3つのコツ
ブラックジャックとは?
ブラックジャックの起源は、1700年代のフランスで親しまれていた「vingt-et-un(ヴァンテアン)」というカードゲームにさかのぼります。
その後、アメリカに渡って様々なルールの改良が加えられ、現在の形になりました。
特に1960年代に数学者のエドワード・ソープ氏が「カードカウンティング」という手法を考案し、これがきっかけで世界中の注目を集めることになります。
実際にカジノで大勝ちする人が続出し、ブラックジャックブームが巻き起こりました。

今ではブラックジャックは、カジノで最も人気のあるテーブルゲームの1つです。
単純なルールながら、戦略性が高く、適切な判断を重ねることでハウスエッジ(カジノ側の優位性)を1%程度まで下げられるのが可能なゲームです。
テーブルに座るだけでカジノの雰囲気を存分に味わえることから、映画やドラマでもみたことがあるのではないでしょうか。
ブラックジャックの基本ルール
ブラックジャックでは、配られたカードの合計を21に近づけることが目標です。
ただし、合計が21を超えてしまうと「バースト」となり、その時点で負けが確定してしまいます。
使用するのは、ジョーカーを除いた52枚の標準的なトランプです。
通常は複数デッキ(4〜8デッキ)を使用してゲームが進められます。
カードの数え方
ブラックジャックでは、それぞれのカードに以下のような数値が設定されています。
- 2〜9のカード:そのままの値で数える
- 10と絵札(J,Q,K):10として数える
- エース(A):1か11を選択可能

たとえば、「A」と「K」を持っている場合、エースを11として数えると合計が21となり、これが最強の手「ブラックジャック」となります。
「A」「5」「3」の場合は、エースを11として数えると19、1として数えると9となりますが、この場合は有利な19を選択するのが賢明です。
プレイヤーとディーラーの役割
プレイヤーは、自分の判断でカードを引くかどうかを決めることができます。
以下、プレーヤー側ができるアクションの例です。
- ヒット:カードを追加で1枚引く
- スタンド:カードを引かずに現状で勝負
- その他のアクション(後述)も状況に応じて選択可能
一方、ディーラーは以下の決まりに従ってプレイします。
- 手札の合計が16以下の場合は必ずカードを引く
- 手札の合計が17以上の場合は必ずカードを引かない
- 17がソフト(エースを11として数えている)の場合、カジノによってルールが違う
勝敗の決まり方
ブラックジャックの勝敗は、以下の順序で判定されます。
- プレイヤーがバースト(21を超える)した場合、即座に負け
- ディーラーがバーストした場合、バーストしていないプレイヤーの勝ち
- バーストしていない場合、カードの合計が21に近い方が勝ち
- 同点の場合は「プッシュ」となり、掛け金が返還される
特別なケースとして、最初の2枚で21になる「ナチュラルブラックジャック」は、通常の21より強い手となります。
これは配当も通常の1.5倍となる特別な役です。
ブラックジャックの基本的な流れ

ブラックジャックは、ベッティングから始まり勝敗の決定まで、以下のようなステップで進んでいきます。
初めてカジノに行く方も、この流れを押さえておけば安心してプレイできます。
ベッティング(賭け金の設定)
テーブルに着席し、ベッティングスポットにチップを置きます。
テーブルごとに最低/最高ベット額が決められています。
複数のスポットに賭けることも可能です。
カードの配布
- プレイヤー全員に1枚ずつ表向きでカードが配られます
- ディーラーに1枚表向きでカードが配られます
- プレイヤー全員に2枚目が表向きで配られます
- ディーラーに2枚目が裏向きで配られます(ホールカード)
プレイヤーのアクション
プレイヤーは自分のアクションを選択します。
ディーラーのアクション
ディーラーはホールカードを公開します。
手札が16以下なら必ずヒット、17以上なら必ずスタンド。
ソフト17(エースを11とした合計17)の扱いはカジノにより異なります。
勝敗の決定と精算
▼勝敗のパターン
- プレイヤーの勝ち:賭け金と同額を獲得
- ブラックジャック:賭け金の1.5倍を獲得
- 引き分け(プッシュ):賭け金が返還
- プレイヤーの負け:賭け金を失う
このような流れを繰り返しながらゲームは進んでいきます。
慣れないうちは、ディーラーの指示に従いながらゆっくりプレイするのがおすすめです。
- 手札に触れない(カードは指で指す)
- ディーラーの指示に従う
- 携帯電話の使用は控える
- 他のプレイヤーの判断に干渉しない
ブラックジャックの基本用語一覧
ブラックジャックの用語を、わかりやすく表にまとめました。
初心者の方は、画像ショットで保存して活用するといいでしょう。
用語 | 解説 |
---|---|
ヒット | カードを1枚引くこと |
スタンド | カードを引かずに現状で勝負すること |
バースト | カードの合計が21を超えること |
プッシュ | 引き分けのこと |
アップカード | ディーラーの表向きのカード |
ホールカード | ディーラーの裏向きのカード |
ブラックジャック | A+10(また絵札)で作る最強の手 |
ナチュラル | 最初の2枚でブラックジャックを完成させること |
ハンド | 手持ちのカード |
バンク | プレイヤーの持ち金(予算) |
ブラックジャックのアクション
ブラックジャックでは、基本的な「ヒット」と「スタンド」以外にも、さまざまなアクションが用意されています。
これらを適切なタイミングで使うことで、より有利にゲームを進めることができます。

ダブルダウン
ダブルダウンは、配られた2枚のカードを見て有利だと判断した時に、賭け金を2倍にできるアクションです。
ただし、追加で引けるカードは1枚だけという条件があります。
最も有効なケース
- 合計が11の時(勝率が高い)
- 合計が10&ディーラーのアップカードが〜9
- 合計が9&ディーラーのアップカードが〜6
注意点として、以下のことも確認しておきましょう。
- 追加カードは1枚しか引けない
- 賭け金が2倍必要
- カジノによってはダブルダウンできる初期手札が制限される場合あり
スプリット
同じ数字のカードが配られた場合、手札を2つに分けてプレイできるアクションです。
追加の賭け金が必要ですが、2つのチャンスが得られます。
- エースとエース
- 8と8
- ペアの7(ディーラーのアップカードが7以下)
- ペアの6(ディーラーのアップカードが6以下)
避けるべきケースも同時にチェックしましょう。
- 5と5(ダブルダウンの方が有利)
- 10と10(すでに強い手なのでスプリット不要)
インシュランス
ディーラーのアップカードがエースの場合に選択できる、サイドベットの一種です。
ディーラーがブラックジャックになった場合の保険として機能します。
- 元の賭け金の半額までベット可能
- ディーラーがブラックジャックの場合、2:1で配当
- ブラックジャックでない場合は、インシュランス分を失う
イーブンマネー
プレイヤーがブラックジャックで、ディーラーのアップカードがエース(A)の時のみ選択できるオプションです。
- 1:1の配当を確定できる
- 通常の3:2の配当を諦める代わりに、確実な勝利を得られる
- リスク回避型のプレイヤーに向いている
サレンダー
最初の2枚のカードを見て、勝ち目が薄いと判断した場合に選択できるアクションです。
賭け金の半分を回収できます。
- 合計16で、ディーラーのアップカードが9-A
- 合計15で、ディーラーのアップカードが10
- 合計17で、ディーラーのエース
以下より、サレンダーに関する注意点も一緒におさえていきましょう。
- すべてのカジノで提供されているわけではない
- タイミングが重要(通常は最初の2枚のみ)
- レイトサレンダーとアーリーサレンダーの2種類がある
ブラックジャックで勝率を上げる3つのコツ
初心者でも実践しやすい、ブラックジャックの基本戦略をご紹介します。
これらのコツを意識するだけでも、大きく勝率を上げることができます。
ハンドの合計が17以上ならスタンド
17以上の手札は、比較的強い手として扱います。
バーストのリスクが高いため、基本的にはこれ以上カードを引かないことをおすすめします。
以下にて、ハンドの合計が17以上でスタンドする理由を表にまとめました。
メリット | 注意点 |
---|---|
バーストの回避 一定の勝率を確保 判断が簡単 | ソフトハンドの場合は例外ありディーラーのアップカードも考慮 |
ハンドの合計が11以下ならヒットかダブル
11以下の手札は、バーストの心配なくカードを引けるため、積極的にリスクを取っていきます。
有利な状況では、ダブルダウンも検討しましょう。
▶︎「11」の場合
- 基本的にダブルダウン
- ディーラーのエースのみヒット
▶︎「10」の場合
- ディーラーが9以下ならダブルダウン
- それ以外はヒット
▶︎「9」以下の場合
- 基本的にヒット
- 9でディーラーが6以下ならダブルダウンも検討
ダブルダウンを使うタイミングは、負けが続いておらず資金に余裕がある時がおすすめです。
見えないカードは10だと思う
ディーラーのホールカード(裏向きのカード)は、確率的に10(または10の価値を持つカード)である可能性が高いため、それを前提に判断します。
デッキ構成:
- 10の価値を持つカード:16枚
- その他のカード:36枚
- 10の出現確率:約31%(最も高い)
以下にて、具体的な活用法の例を確認して見てください。
▶︎ディーラーのアップカードが「6」
→ 裏のカードを10と考えると16
→ バストの可能性が高いためスタンド推奨
▶︎ディーラーのアップカードが「5」
→ 裏のカードを10と考えると15
→ やはりバストの可能性が高い
あくまでも確率的な判断で、必ずしとも10とは限りないということは頭においておきましょう。
ブラックジャックのルールに関するよくある質問
ブラックジャックのルールに関したよくある質問について、分かりやすく解説していきます。
初めてカジノに行く方も、これらの疑問点を押さえておくと安心でしょう。
ブラックジャックのルールは、ランドカジノとオンラインカジノで違いますか?
基本的なルールは同じですが、いくつかの違いがあります。
以下にてそれぞれの特徴を記載しているので、プレイする環境に合わせた戦略を立てましょう。
ランドカジノ | オンラインカジノ |
---|---|
実際のカードとチップを使用する臨場感 | 24時間いつでもプレイ可能 |
ディーラーや他のプレイヤーとの交流 | 低額からベット可能 |
その場の雰囲気を楽しめる | 自分のペースでゲームを進められる |
ブラックジャックでジョーカーは使えますか?
いいえ、標準的なブラックジャックではジョーカーは使用しません。
しかし、例外でジョーカーを使った特殊ルールで遊ぶ場合もあります。
プレイする前に、確認しておくといいでしょう。
カジノゲームのブラックジャックとポーカー、どちらのルールが覚えやすいですか?
一般的に、ブラックジャックの方がルールを覚えやすいと言う人が多いです。
ポーカーに興味がある人は、以下の記事をチェックして見てください。
ブラックジャックのルールを覚えてゲームを楽しもう!

ブラックジャックは、ルールがシンプルかつ戦略性も楽しめる奥深いカジノゲームです。
基本ルールさえ押さえれば、すぐにプレイを始めることができます。
ブラックジャックの重要ポイントを、一緒におさらいしていきましょう。
- 21に近づけることが目標
- バストしないよう注意
- ディーラーより高い数字を目指す
- 戦略:17以上でスタンド
- 戦略:11以下で積極的にヒット
- 戦略:状況に応じて特殊アクションを活用
まずは少額ベットからスタートし、徐々にスキルを磨いていくことをおすすめします。
ブラックジャックの面白さを存分に味わいながら、カジノならではの興奮と楽しさを体験してください。