テキサスホールデムポーカーのルールや役の強さ・出る確率等に関して解説

こんな悩みを抱えていませんか？

テキサスホールデムとは、世界的に大流行しているポーカーゲームです。

しかし、いざ始めようと思っても細かいルールや専門用語がたくさんあり、理解するのが難しいと感じている方が多いのではないでしょうか？

本記事では、テキサスホールデムの基本的なルールや流れ、用語や戦略を徹底解説していきます。

この記事を見ることで、テキサスホールデムポーカーの概要を知ることができます。

テキサスホールデムポーカーとは？

テキサスホールデムポーカーは、プレイヤーが2枚のカードと場に出ている5枚のカードから強い役を作り出し、その強さで勝敗を決めるゲームです。

世界中でプレイされているゲームであり、競技人口は全世界で1億人以上いるとも言われています。

テキサスホールデムポーカーは、配られたカードによって勝敗が決まるため運要素が高いゲームではありますが、心理戦や推測を行うことで勝率を上げられる奥深いゲームです。

世界各国には、プロのポーカープレイヤーも存在しており、ポーカーのみで生活費を賄っている人たちもいます。

運と実力のバランスが取れたゲーム性であることから、長年にわたり多くの人たちによってプレイされ続けているのでしょう。

テキサスホールデムポーカーの基本的なルールと流れ

ここでは、テキサスホールデムポーカーの基本的なゲームの流れを解説していきます。

①カードが2枚プレイヤーに配られる

1ラウンド目が始まると、プレイヤーにカードが2枚配られます。

最初のラウンドでは、配られた2枚のカードからアクションを選択していきます。

なお、テキサスホールデムポーカーには、スモールブラインド（SB）とビッグブラインド（BB）というものがあり、この両者に位置するプレイヤーは強制ベットを支払わなければなりません。

スモールブラインド（SB）	このポジションにいるプレイヤーは、最初のターンに最低ベット額の半額を強制的に支払わなければならない。
ビッグブラインド（BB）	このポジションにいるプレイヤーは、最初のターンに最低ベット額を支払わなければならない。

これらのポジションは、1ゲームごとにローテーションしていきます。

他にもポジションの名前はありますが、ここでは重要な2つだけを取り上げました。

②ターンごとに賭ける、パス、降りるを選択する

2枚のカードがプレイヤーに配られた後は

の3つからアクションを起こします。

1ラウンド目には、配られた2枚のカードのみを判断材料に、アクションを選択します。

2ラウンド目になると、テーブル中央に3枚のカードが表向きに並べられるのです。

プレイヤーは自身の2枚のカードと、テーブル中央にあるカード（コミュニティカード）から、どのアクションを選択するかを慎重に選んでいきます。

2ラウンド目以降は、ラウンドが始まるたびに1枚ずつカードが追加され、合計5枚のカードがテーブル中央に並びます。

③最終的に残ったプレイヤーが役の強さで勝負

最終ラウンドで、ゲームを降りずに残ったプレイヤー同士が、役の強さで勝負をします。

1番強い役を持ったプレイヤーにチップが渡されますが、役の強さが同じだった場合は引き分けになります。

テキサスホールデムポーカーの基本用語

ここでは、テキサスホールデムポーカーの基本的な用語を紹介していきます。

ポーカーにはさまざまな専門用語がありますが、その中でも重要な用語を解説しております。

コール

コールとは、「場に賭けられているチップ数と同額のチップを払うこと」を指します。

ポーカーでは、ゲームに続行して参加をするには、場に賭けられているチップ数と同等以上のチップを支払わなければなりません。

つまり「コール」とは、ゲームを続行することとも言い換えられます。

チェック

チェックとは、「チップを賭けずに自分の番をパスすること」を指します。

ただし、チェックを行うには1つ条件があります。

自分より前のプレイヤーがチップを賭けていた場合は

• コール
• レイズ
• フォールド

の3つのアクションから選ぶしかありません。

チェックは、チップを払わずにゲームを続行できるため、相手の様子を見たいときや、追加のコミュニティカード（テーブル中央のカード）を見たいときなどに有効的です。

ベット

ベットとは、「相手プレイヤーがチップを賭けていない状態で、初めてチップを賭けること」を指します。

たとえば、3人でテキサスホールデムをプレイしている場合、3人の中で初めてチップを賭ける行為のことを「ベット」と言います。

すでに誰かがチップを賭けている状態で、上乗せしてチップを賭ける行為は「ベット」にはなりませんので、注意しましょう。

レイズ

レイズとは、「自分より前のプレイヤーが賭けたチップに上乗せして、チップを賭けること」を指します。

「レイズ」と「ベット」はアクションが似ているので、しっかりと区別する必要があります。

レイズを行うために上乗せするチップ数は、テーブルによって異なりますが、倍額を指定するのが一般的です。

フォールド

フォールドとは、「ゲームを降りること」を指します。

チップを払う必要がないアクションですが、1度フォールドしたゲームには、参加することができません。

フォールドは、チップの損失を抑えることができるため、ポーカーにおいて非常に重要なアクションとなっています。

オールイン

オールインとは、「持っているすべてのチップを賭けること」を指します。

一度オールインをすると、最終ラウンドの勝負まで一切アクションを取れません。

すべてのチップを賭けることは、負ければ即リタイアというリスクもありますが、相手に大きなプレッシャーを与えられるというメリットもあります。

ハイリスクのアクションではありますがその分効果は大きいので、うまく活用していくことで勝率を大きくUPできるかもしれません。

テキサスホールデムポーカーの全役と出る確率【一覧表】

以下に、テキサスホールデムポーカーの全役と出る確率を、表にまとめました。

役	詳細	出る確率
ハイカード	下記のどの役にも該当しない	約50.70％(1/2)
ワンペア	同じ数字のカードが2枚	約42.30％(1/2.4)
ツーペア	同じ数字のカードが2枚が2つ	約4.75％(1/21)
スリーカード	同じ数字のカードが3枚	約2.11％(1/47)
ストレート	数字が5枚とも連続している	約0.39％(1/254)
フラッシュ	カードがすべて同じ柄	約0.20％(1/508)
フルハウス	スリーカードとワンペアの 組み合わせ	約0.14％(1/694)
フォーカード	同じ数字のカード4枚	約0.024％(1/4,165)
ストレートフラッシュ	ストレート＋フラッシュ	約0.00139％(1/72,193)
ロイヤルストレートフラッシュ	同じ柄の10、J、Q、K、A	約0.000154％(1/649,740)

上から弱い順に並べており、強い役ほど出る確率が低くなっています。

カード単体の強さとしては、2・3～K・Aと右にいくほど強くなっていきます。

そのため、同じ役だとしてもカード単体の強さによって、勝敗が分かれます。

一方で、強さが全く同じだった場合は、引き分けとなり（チョップ）、チップは均等に分配されます。

テキサスホールデムポーカーで勝つための5つのコツ

テキサスホールデムポーカーでは、運だけが勝ち負けの要素ではありません。

しっかりと戦略やコツを知っておくことで、勝率をUPできるのです。

ここでは、テキサスホールデムポーカーで勝つための5つのコツを解説していきます。

ブラフを上手く使う

ポーカーでは、自分の手札が弱くても勝つ方法があります。

それは、ブラフを上手く活用することです。

たとえば、ポーカーで最弱と言われている「27」のハンドを持っているとしましょう。

普通に勝負する場合、勝率は最も低くなります。

ここであえてレイズをしたり、オールインをしたりすることで、相手に降ろさせることができるのです。

ブラフでは、手札が弱くても勝てるというメリットもありますが、相手を欺くことができず降ろさせられなかった場合、大きな損失を被る危険性もあります。

ブラフをする際は、しっかりと戦略を練って行うようにしましょう。

各ポジションの特徴を理解する

テキサスホールデムには、以下のようなポジションがあります。

各ポジションの特徴を理解し、そのポジションに適したアクションを選択していくことが、勝率を上げていくためには重要となってきます。

たとえばアーリーポジションの場合、アクションをする順番が早いため、ほかのプレイヤーの行動を見る前に判断を下さなければなりません。

そのため、「AA」や「KK」のような強いハンドでのみ、プレイすることが基本となってきます。

一方、例とポジションの場合は、アクションをする順番が終盤であるためほかのプレイヤーのアクションを観察できます。

そのため、多少手札が弱くても十分勝つことが可能になります。

各ポジションの特徴をしっかりと理解し、そのポジションに適したアクションをとるようにしましょう。

相手のアクションから手札を予測する

相手のアクションを観察することで、手札をある程度予測することが可能です。

どのような手札を持っているかを推測することによって、無駄な損失を減らしたり、勝率をUPできるのです。

たとえば、1ラウンド目に大きなベットをするプレイヤーがいた場合、手札が強い可能性があると推測できます。

他にも、コミュニティカードで「A」が追加されたときにベットするプレイヤーがいた場合、そのプレイヤーが「A」を持っている可能性が高いと推測できるのです。

相手のアクションの理由を深く考えることによって、ある程度の手札を推測可能です。

スターティングハンドに応じた定石を知る

テキサスホールデムは、スターティングハンドに応じた定石を知っておくことが、勝率を上げるための要素となってきます。

スターティングハンドが、その後のプレイの結果に大きな影響を与えるからです。

たとえば「AA」や「KK」のような、強いスターティングハンドが来た場合、積極的にベットをするというアクションが最適となります。

一方で、「27」のような弱いスターティングハンドが来た場合には、基本的には降りることが推奨されます。

以下に、スターティングハンドの強さを10位までランキングにしてまとめたので、目を通しておきましょう。

強さ順	スターティングハンド	説明
1	ポケットエース（AA）	2枚のエースを持っている手札で、ポーカーの中で最も強いです。ほぼすべての状況で自信を持ってプレイできます。
2	ポケットキングス（KK）	2枚のキングを持っている手札で、非常に強いですが、もしフロップ（最初に配られる3枚の共通カード）の中にエースが出ると注意が必要です。
3	ポケットクイーンズ（QQ）	2枚のクイーンを持っている手札で、非常に強いですが、キングやエースが出ると気をつけた方が良いです。
4	エース・キングのスーテッド（AKs）	エースとキングの同じスーツ（例えば、両方がハート）を持っていて、フロップで強い役を作る可能性が高いです。
5	ポケットジャック（JJ）	2枚のジャックを持っている手札で、強いですが、フロップで強いカードが出ると注意が必要です。
6	ポケット10（10 10）	2枚のテンを持っている手札で、強いですが、フロップでのカード次第で注意が必要です。
7	エース・キングのオフスーテッド（AKo）	エースとキングの異なるスーツ（例えば、エースがハート、キングがダイヤ）を持っていて、強い手札ですが、同じスーツのものより少し劣ります。
8	エース・クイーンのスーテッド（AQs）	エースとクイーンの同じスーツを持っており、フロップで強い役を狙うことができます。
9	エース・ジャックのスーテッド（AJs）	エースとジャックの同じスーツを持っていて、フロップで良い役を作る可能性があります。
10	キング・クイーンのスーテッド（KQs）	スーテッドでフラッシュやストレートの可能性があります。

ランキングに載っているスターティングハンドを引いた場合は、積極的にプレイしてもよいでしょう。

手札が強い時は徐々にレイズする

手札が強い時は、徐々にベット・レイズすることも戦略として、重要となってきます。

手札が強いときに徐々にベットやレイズを行うことで、相手をだましつつ、ポット（賭けられているチップの総額）を最大化できるからです。

たとえ最強カードであるポケットエース（AA）を持っていたとしても、最初からオールインや高額のベットをしてしまい、早期に他プレイヤーが降りていしまえばポットが少なくなってしまいます。

強い手札を持っているときは勝率が高くなるため、できるたけ多くのポットを最大化することが重要となってきます。

そのため、手札が強い時は小額から徐々にベット・レイズをするようにしましょう。

テキサス・ホールデムポーカーで遊んでみよう！

ポーカーの流れやルールに慣れたり、勝率を上げるためにはたくさんテキサスホールデムポーカーで、遊ぶことが重要です。

多くのゲームをこなすことで、戦略やゲームの流れを徐々に理解でき、自分に合った勝ち方が見つかるようになります。

スマホアプリやパソコンには、無料で遊べるテキサスホールデムのアプリがたくさんあるので、まずはそこで練習することをおすすめします。

そこから徐々に、友達と一緒にプレイをしたり、実際にトーナメントに出てたりしてみるのも良いかもしれません。